今回は、東京都に属する離島「伊豆諸島」をご紹介します。
近年、観光地や移住地として再注目を集める伊豆諸島。私自身も数年前からその魅力に惹かれ、定期的に各島を訪れています。
本記事では、実際に巡る中で見つけたおすすめの観光スポットや、知る人ぞ知る穴場まで幅広くご紹介します。
まとめ記事のため、各島の詳細までは網羅しきれない部分もありますが、「どの島を選ぶべきか」「現地で訪れるべきスポットはどこか」といったポイントを、短時間で把握できる内容に整理しています。
カフェや絶景スポットなども、写真とあわせてお届けします。
それでは、伊豆諸島の魅力を順に見ていきましょう。
序章・伊豆諸島とは?
伊豆諸島は、東京都に属する島々の総称で、本州の南、太平洋上に点在しています。
大島や新島、八丈島といった人気の観光地から、三宅島や青ヶ島など個性豊かな島まで含まれており、それぞれ異なる自然や文化を楽しめるのが特徴です。
東京・竹芝桟橋からは大型客船や高速船が運航しており、一部の島へは飛行機(羽田空港、調布飛行場)やヘリコプターでのアクセスも可能です。ジェット船を利用すると最短で約2時間ほどと、都心から比較的気軽に訪れることができます。
一方で、島に到着すると、火山が生み出したダイナミックな地形や透明度の高い海、満天の星空など、都会とは異なる非日常の風景が広がります。
アクセスのしやすさと豊かな自然環境が共存している点こそ、伊豆諸島の大きな魅力といえるでしょう。
それでは、それぞれの島の特徴やおすすめポイントを、わかりやすく整理してご紹介していきます。
【伊豆諸島】島別観光客数ランキング(2024年)
東京都観光データカタログ「伊豆諸島・小笠原諸島観光客入込実態調査」をもとに作成(2024年計:380,020人)。
伊豆諸島の2024年観光客数を島別にまとめると、最多は大島の161,324人です。次いで八丈島が86,633人、神津島が35,949人でした。
| 順位 | 島名 | 観光客数 | 構成比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 大島 | 161,324人 | 42.5% |
| 2位 | 八丈島 | 86,633人 | 22.8% |
| 3位 | 神津島 | 35,949人 | 9.5% |
| 4位 | 三宅島 | 32,489人 | 8.5% |
| 5位 | 新島 | 31,842人 | 8.4% |
| 6位 | 式根島 | 20,951人 | 5.5% |
| 7位 | 御蔵島 | 5,329人 | 1.4% |
| 8位 | 利島 | 3,761人 | 1.0% |
| 9位 | 青ヶ島 | 1,742人 | 0.5% |
| – | 合計 | 380,020人 | – |
※出典:ユーザー提供画像「【伊豆諸島】年次観光客数」の数表(2024年列)
※構成比は合計380,020人に対する割合。小数第2位を四捨五入している

東海汽船(竹芝桟橋)
【伊豆諸島】月別観光客数ランキング(2024年)
続いて、2024年の伊豆諸島の月次観光客数のデータです。最多は8月の54,355人、次いで7月が42,537人、9月が36,430人と続きます。夏休みシーズンの7〜9月に観光客数が伸びる一方で、冬場には減少傾向にあります。6月は梅雨ということもありますが、シーズン前の助走期間ということでしょう。
| 順位 | 月 | 観光客数 | 構成比 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 8月 | 54,355人 | 14.3% | 年間最多。夏休み需要が集中 |
| 2位 | 7月 | 42,537人 | 11.2% | 夏シーズンの入口で大きく増加 |
| 3位 | 9月 | 36,430人 | 9.6% | 夏の高水準を維持 |
| 4位 | 5月 | 34,004人 | 8.9% | 春の行楽シーズンで多い |
| 5位 | 3月 | 33,810人 | 8.9% | 春休み需要で増加 |
| 6位 | 10月 | 29,009人 | 7.6% | 秋の観光需要で高め |
| 7位 | 2月 | 27,510人 | 7.2% | 冬場ではやや多め |
| 8位 | 11月 | 27,051人 | 7.1% | 秋終盤でも一定の需要 |
| 9位 | 4月 | 25,531人 | 6.7% | 春シーズンで安定 |
| 10位 | 12月 | 24,216人 | 6.4% | 冬に入りやや減少 |
| 11位 | 6月 | 23,904人 | 6.3% | 梅雨時期で伸びにくい |
| 12位 | 1月 | 21,663人 | 5.7% | 年間最少 |
| – | 合計 | 380,020人 | – | 2024年計 |
月ごとの観光動向
| 時期 | 該当月 | 観光客数 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| 冬の少ない時期 | 1月・12月 | 21,663人 / 24,216人 | 年間でも少なめの水準 |
| 春の増加局面 | 3月〜5月 | 33,810人 / 25,531人 / 34,004人 | 春休み・行楽需要で増える |
| 梅雨の谷 | 6月 | 23,904人 | 夏前にいったん落ち着く |
| 夏の最盛期 | 7月〜9月 | 42,537人 / 54,355人 / 36,430人 | 年間で最も観光客が多い時期 |
| 秋の安定期 | 10月・11月 | 29,009人 / 27,051人 | 夏の反動はあるが一定数を維持 |
※出典:ユーザー提供画像「【伊豆諸島】月次観光客数」(2024年数表)
※構成比は合計380,020人に対する割合。小数第2位を四捨五入している
さて、次からいよいよ、観光客数ランキングに沿って、各島の紹介をしていきます。
1.伊豆大島(大島)
1つ目に紹介する島は「伊豆大島(大島)」です。
アクセス重視で選ぶならここ。初めての伊豆諸島にも最適な、王道の中の王道の島です。「迷ったら、まずは大島」という感覚でいいと思います。
東京・竹芝桟橋から高速船で約2時間と、伊豆諸島の中でもトップクラスの行きやすさが魅力。観光しやすい環境も整っており、離島旅行が初めての方でも安心して楽しめます。

泉津の切通し
おすすめスポット
■ 三原山
伊豆大島を代表する観光スポットであり、島のシンボルともいえる活火山です。
山頂付近まで比較的アクセスしやすく、火口を間近で見られるダイナミックな景観が魅力。大地の”すごみ”を感じられ、非日常的な体験ができます。
お鉢巡りコースでも、合計3時間ほどあれば行けるので、初心者の方にも向いています。
ただし、途中から全く木陰がないので、真夏は要注意です。

三原山
■ 踊子の里資料館
こちらは、伊豆大島にゆかりのある文学作品や歴史に触れられる資料館。川端康成の『伊豆の踊子』に関連する展示を中心に、島の文化や背景を知ることができます。
個人的には、島旅は自然、自然、また自然…という感じで割とワンパターンになりがちなので、良いアクセントとして楽しめます。
響かない人には響かない、響く人には響く。周囲の町並みなども合わせて、おすすめスポットです。
■ トウシキ遊泳場
伊豆大島を代表する海水浴スポットのひとつ。透明度の高い海と開放感のあるロケーションが魅力です。
砂浜ではなく基本的には岩場なので、湘南海岸のような、いわゆるビーチというわけではありません。しかし、海水浴はもちろん、磯遊びやシュノーケリングなども楽しめます。
岩場に囲まれていることで比較的穏やかなエリアや浅瀬も多く、安心して海を満喫できるのも特徴です。「せっかくなら海をしっかり楽しみたい」という方におすすめのスポットです。
■ 大島公園動物園
伊豆大島にある”無料”で楽しめる動物園。入場券を買うところを探してもありません。正直、戸惑いながら、人目を盗むように入りましたね。動物園が無料というのは本当に驚きました。
さらに驚きだったのが、無料のクオリティーではないこと。お金全然とっていいレベルです。まず「こんなに広いの?」と思うはずです。
それほど混雑もしていないはずなので、のんびりと散策しながら動物を観察できるのが魅力。観光の合間に気軽に立ち寄れるスポットとしても人気です。大人から子どもまで、幅広い層におすすめできます。

大島公園動物園
おすすめ飲食店
■ カレーハウス木里吉里
大島で人気の、自然派の食事を楽しめるレストラン。カレーやピザを中心に、素材にこだわったメニューが味わえます。森の中にひっそりと佇むロケーションとお店の雰囲気が相まって、特別感のある食事体験ができるのが魅力です。時間ごとの入れ替え制で、限られたグループのみ案内されるため、事前予約は必須。観光の合間にゆったりと過ごしたい方におすすめの一軒です。
コースメニューのため、ボリュームもしっかりあり満足度が高く、地元の方から観光客まで幅広く支持されています。
ただし、店舗は細い道の先に位置しており、「本当にこの先にあるのか」と感じるような場所にあります。まさに森の中に佇む…です。車のナビでは誤まって案内されるケースもあるようなので、事前にルートを確認しておくと安心です。

カレーハウス木里吉里の外観
■ chigoohagoo
大島で人気のカフェスポットのひとつ。古民家を改装した店内は、島旅ならではの落ち着いた空間が味わえます。都会の喧騒から逃れて、ゆったりとした時間を過ごしたい、そんな癒しのひとときを過ごせるのが魅力です。観光の合間のカフェタイムにぴったりの一軒です。
■ 寿し光
島旅だからこそ、新鮮な海の幸を味わいたいという方におすすめの一軒。大島で人気を集める寿司店です。
地元で水揚げされた魚を中心に、素材の良さを活かした新鮮な一貫を味わえます。
滞在中には一度は訪れておく価値がある、満足度の高いお店です。
| 島名 | 伊豆大島(大島)(いずおおしま) |
|---|---|
| アクセス | 【竹芝港発】高速船:約1時間45分/大型客船:約6時間 【久里浜港発】大型客船:約1時間 【熱海港発】約45分 【伊東港発】約35分 【調布飛行場】約25分 |
| 主な見どころ | 三原山、裏砂漠、椿スポット |
| おすすめタイプ | 初心者/自然体験したい人/写真好き |
| 特徴 | アクセス良好でバランスの良い定番の島 |
| 地図 | |
| ホームページ | 伊豆大島観光協会 |
