今回は、東京都内でおすすめしたいビリヤニの名店を厳選して5店舗紹介します。
「ビリヤニは一過性の流行りではない。多くの人がその美味しさに気づいただけ」。今回ご紹介する「ビリヤニ大澤」の店主・大澤孝将さんが、『情熱大陸』の中で語っていた言葉です。
ここ数年、日本でも一気に名前を聞くようになった印象があるビリヤニですが、長年向き合ってきた人にとっては、単なる「流行り」という言葉では片付けられない料理なのだと感じさせられました。
香り高いバスマティライスにスパイスを合わせ、肉や魚、野菜などとともに炊き上げるビリヤニ。ひと口にビリヤニといっても、店や地域によって香りや辛さ、具材、炊き方まで大きく異なります。
最近ではコンビニなどでも見かけるようになりましたが、専門店で炊きたてを味わえば、「まったく違うビリヤニ体験」ができるはずです。
今回は、完全予約制の専門店から南インド料理の名店、魚介系ビリヤニを味わえる店、新世代の専門店まで、それぞれ異なる魅力を持つ5店舗をピックアップしました。
それでは早速、見ていきましょう!
※営業時間、定休日、メニューなどは変更される場合があります。各店舗の公式サイト・SNSで必ず最新情報をご確認ください。
1.ビリヤニ大澤
1店舗目は、「ビリヤニ大澤」です。
東京でビリヤニを語るなら、まず名前を挙げたいのが神田にあるこちらのお店。オーナーシェフの大澤孝将氏が、大学時代にインドでビリヤニと出会ったことをきっかけに研究を重ね、2021年に現在の専門店を神田にオープンしました。
その実力は高く評価されており、『ミシュランガイド東京2026』ではビブグルマンに選出。ビリヤニ専門店がミシュランガイドに名を連ねたことからも、日本におけるビリヤニの存在感がますます高まっているように感じます。
最大の特徴は、「最もおいしい状態でビリヤニを食べてもらう」ことを徹底している点です。完全予約制で、昼・夜ともに二部制の一斉スタートという、ビリヤニ店としてはかなり珍しいスタイルを採用しています。その営業形態からも、ビリヤニを最高の状態で提供することへの強いこだわりが伝わってきます。
提供されるビリヤニは基本的にその日1種類のみ。レギュラーのマトンやチキンに加え、場合によってはオマール海老、牡蠣、上海蟹などを使ったビリヤニが登場することもあります。
ビリヤニは大鍋で大量に炊くことで生まれる味わいも魅力の一つ。その「炊きたて」を全員で同時に味わうための一斉スタートだと考えると、予約制なのも納得です。
気軽にふらっと入るタイプのお店ではありませんが、「ビリヤニを目的に食事へ行く」という体験も含めて楽しみたい人には、ぜひ一度訪れてほしいお店です。
ただ、個人的には、初めてビリヤニを食べる方がいきなり「ビリヤニ大澤」へ行くのは、おすすめしません。
まずはコンビニのビリヤニや身近なお店のビリヤニなど、さまざまなタイプを味わいながら、ビリヤニという料理そのものに慣れてから訪れてほしいところです。いきなり行くのはあまりに贅沢。デビュー戦で世界チャンピオンと戦うがごとき行動。
いくつかのビリヤニを食べて“修行”を重ねたうえで訪れましょう。そうすれば、その違いに思わず腰を抜かしそうになるほどの衝撃が待っています。
さらに2026年5月には、姉妹店となる「BIRYANI MASTER(ビリヤニマスター)」を神田・小川町エリアにオープン。ビリヤニ大澤からは、徒歩3分ほどの場所にあります。
本店が完全予約制なのに対し、こちらは予約不要で、より気軽に本格的なビリヤニを楽しめるスタイルです。
| 店名 | ビリヤニ大澤 |
|---|---|
| 住所 | 東京都千代田区内神田1-15-12 サトウビルB1F |
| 地図 | |
| アクセス | 東京メトロ「淡路町駅」・都営新宿線「小川町駅」A6出口から徒歩約5分 JR「神田駅」西口から徒歩約7分 |
| 営業時間 | 完全予約制・一斉スタート ※営業日・開始時間は予約ページ、公式Xで要確認 |
| 定休日 | 不定休 |
| 支払い方法 | 現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済 |
| 公式HP/SNS | 公式ホームページ |
※完全予約制です。予約開始日や営業スケジュールは公式サイト・TableCheck・公式Xで最新情報をご確認ください。
2.シターラ 青山店
2店舗目は、「シターラ 青山店」です。
表参道駅から徒歩約3分。ビリヤニ専門店ではありませんが、本格的なインド料理と一緒に上質なビリヤニを楽しみたいなら外せないお店です。
シターラは素材へのこだわりが強く、ビリヤニには最高級米として知られる「ラルキラ」を使用しているそうです。スパイスの調合もなんとも絶妙で、素晴らしい食体験を味わえます。
また特に注目したいのが、ディナー限定の壺入りダムビリヤニ(私はまだ…)。壺の中でじっくりと仕上げることで香りを閉じ込め、蓋を開けた瞬間にスパイスの香りを楽しめるそう。
店内も今回紹介する中ではかなり上品で、いわゆる大衆的なインド料理店とは一線を画す雰囲気。友人との食事はもちろん、デートや会食にもおすすめ。
「ビリヤニを食べたいけれど、せっかくなら落ち着いた空間でゆっくり楽しみたい」という人にはピッタリです。
| 店名 | シターラ 青山店 |
|---|---|
| 住所 | 東京都港区南青山5-7-17 小原流会館B1F |
| 地図 | |
| アクセス | 東京メトロ「表参道駅」B3出口から徒歩約3分 |
| 営業時間 | 11:30~15:00(L.O.14:30) 18:00~22:00(L.O.21:00) |
| 定休日 | 月末の最終日曜日・年末年始 |
| 支払い方法 | 現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済 |
| 公式HP/SNS | 公式ホームページ |
※営業時間、定休日などは、公式サイトで必ず最新情報をご確認ください。
3.アーンドラ・キッチン

引用:食べログ
3店舗目は、「アーンドラ・キッチン」です。
御徒町にある、南インド料理好きなら一度は名前を聞いたことがあるであろう名店です。2009年から日本で南インドの味を伝えてきた「アーンドラ」系列の原点ともいえるお店です。
店名の通り、南インドのアーンドラ地方やハイデラバード周辺の料理を得意としており、カレーやミールスはもちろん、ビリヤニも人気です。
こちらで狙いたいのが、「アーンドラ・ビリヤニ・ミールス」。ビリヤニに数種類のカレーなどが付いた、なんとも贅沢なワンプレートです。ビリヤニだけを味わうのとはまた違った、南インド料理ならではの楽しさを一皿で堪能できます。
そのほかにも、さまざまな南インド料理を味わえるのが魅力。複数人で訪れて、カレーやタンドール料理などを注文し、シェアしながら楽しむのもおすすめです。
本格的なお店ですが、決して入りづらい雰囲気ではありません。「ビリヤニ初心者は、まずここから」というお店です。
| 店名 | アーンドラ・キッチン |
|---|---|
| 住所 | 東京都台東区上野3-20-2 水野ビルB1F |
| 地図 | |
| アクセス | JR「御徒町駅」南口から徒歩約3分/「上野広小路駅」「仲御徒町駅」A6出口から徒歩約2分 |
| 営業時間 | 平日 11:15~14:30、17:00~22:00 土・日 11:30~14:30、17:00~21:00 |
| 定休日 | 原則無休 ※最新情報は公式サイトで確認 |
| 支払い方法 | 現金、クレジットカード |
| 公式HP/SNS | 公式ホームページ |
※営業時間、提供メニューなどは変更される場合があります。公式サイトで必ず最新情報をご確認ください。
4.バンゲラズキッチン
4店舗目は、「バンゲラズキッチン」です。
銀座にある、日本では珍しい南インド・マンガロール料理の専門店です。こちらはミシュランガイド東京のビブグルマンに数年間連続で掲載された実績もあります。
マンガロールはインド南西部の海沿いに位置する街。そのため魚介を使った料理が豊富で、日本で一般的にイメージされるインド料理とはまた違った世界を楽しめます。
もちろん、ビリヤニもこのお店の人気メニュー。チキンやマトン、ベジタブルに加え、旬の魚を使ったフィッシュビリヤニが登場することもあり、魚介好きなら特にチェックしてほしいお店です。
ビリヤニだけでなく、マンガロール料理そのものを目的に訪れる価値があります。ちなみに私は、むしろそちらに興味がありました。どんな食体験ができるのだろうかと、ドキドキしました。
場所は有楽町駅や銀座駅からすぐ。「いつものビリヤニとは違うものを食べたい」という人にはぴったりのお店です。
| 店名 | バンゲラズキッチン 銀座 |
|---|---|
| 住所 | 東京都中央区銀座西2-2 銀座インズ2 2F |
| 地図 | |
| アクセス | 東京メトロ「銀座駅」「日比谷駅」C9出口から徒歩約1分 JR「有楽町駅」中央口から徒歩約3分 |
| 営業時間 | ランチ 11:00~17:00(L.O.16:40) ディナー 17:00~23:00(L.O.22:15) |
| 定休日 | 1月1日、その他は銀座インズの休館日に準ずる |
| 支払い方法 | 現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済 |
| 公式HP/SNS | 公式ホームページ |
※営業時間、定休日などは、公式サイトで必ず最新情報をご確認ください。
5.カッチャル バッチャル
4店舗目は、「カッチャル バッチャル」です。
新大塚駅から徒歩2〜3分ほどの場所にある、インド料理の超人気店。アジア各地を渡り歩いたシェフが手がけるのは、インド料理をベースにしながら、日本人の舌にもなじむ味わいを追求した独創的な料理の数々です。2026年には『ミシュランガイド東京』のビブグルマンに選出されているほか、「食べログ アジア・エスニック TOKYO 百名店」や「The Tabelog Award Bronze」にも当然のように名を連ねています。
ビリヤニ以上に、バターチキンカレーやチーズクルチャの印象が強いお店ですが、ビリヤニ好きならこちらも見逃せません。スパイスの香りをしっかりと感じながらも重たすぎず、最後まで食べ進めやすい逸品です。
そして、このお店の困るところは、食べたくなる料理が多すぎること。ビリヤニだけでなく、カレーやチーズクルチャ、タンドール料理などにも手を伸ばしたくなり、一度訪れただけでは到底満足できません。「近くに引っ越そうかな」と考えてしまうほどのお店です。
ミシュランに評価されていることにも頷けます。カレーを目当てに訪れてもビリヤニに手を伸ばしてしまう、ビリヤニを目当てに訪れてもカレーに手を伸ばしてしまう、そんな魅力に溢れているお店です。
| 店名 | カッチャル バッチャル |
|---|---|
| 住所 | 東京都豊島区南大塚3-2-10 林ビル2F |
| 地図 | |
| アクセス | 東京メトロ丸ノ内線「新大塚駅」から徒歩約2~3分 JR「大塚駅」南口から徒歩約5分 |
| 営業時間 | 12:00~14:30 17:00~22:00 |
| 定休日 | 日曜日 |
| 支払い方法 | 現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済 |
| 公式HP/SNS | ホームページ |
※営業時間、定休日などは変更される場合があります。公式Instagramで必ず最新情報をご確認ください。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
今回は、東京都内にあるおすすめのビリヤニの名店を厳選して5店舗紹介しました。
一斉スタートで炊きたてを味わう「ビリヤニ大澤」、上質な空間で楽しめる「シターラ」、南インドの本格派「アーンドラ・キッチン」、など、同じビリヤニでもそれぞれ個性はまったく違います。
食べ比べてみると、「ビリヤニってこんなに違うんだ」と驚くはず。ビリヤニはハマればハマるハマるほど奥深い。お気に入りの一皿を探すのも、一苦労しそうです。
気になるお店があれば、ぜひ実際に足を運んでみてください。
それでは今回も最後までありがとうございました!
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