「お金がなければ幸せに暮らせない」そう思っているあなたへの記事です。
今回は『年収90万円で東京ハッピーライフ』という書籍を題材として大いに語っていきます。
日常に追われて余裕がなくなっている方、是非最後までみてください。
それでは早速参りましょう!
1.著者の略歴
まず、なぜ著者が年収90万円、しかも東京でハッピーに生きるに至ったのか、その流れを解説します。
著者は高校卒業後、進学や就職をしませんでした。生活費を稼ぐためのアルバイトだけをして、ほぼ引きこもり状態で暮らしていました。
そんな生活を三年間したある時、なんとうまく話ができなくなっていたのです。それに危機感を覚え、世界一周旅行へ出かけました。
帰国後は東京の杉並区で住み始めますが、物価の高さを感じ、東京の西部「多摩地区」へ移住しました。
東京周辺にお住まいではない方はピンとこないかもしれませんが、多摩地区は23区内と比べると別世界です。写真だけ見ると東京と分かる人は少ないでしょう。自然豊かなところです。
「東京=コンクリートジャングル」という印象をお持ちの方は多いと思いますが、実はそんなこともないんですよ。
多摩地区に引っ越してから、徐々に支出を減らし、20代半ばにはタイトルのような暮らしを実現します。
週休5日、年収90万円
仕事は週に2日の介護関係
仕事に日々追われている人からすると、夢のような自由時間の多さです。
週2日だけの労働で生きていけるわけがない!
と思う方も多いでしょう。
そういう方は「支出が多すぎるんじゃない?」ということです。高い家賃を払うため、高級ブランド服を買うために働いているような状態になっていませんか?
著者の考えは、世間一般に根付いているような価値観とはまるで違います。もちろん、その考え方が全ての人に適している訳ではありませんが、本書は自分の考え方を改めて見つめ直すチャンスになります。
「大学行って、就職して、自由な時間がさほどないような人生を送るのは果たして正解でしょうか?」
「人生の後半になった時に満足できるでしょうか?」
そんな疑問を突きつけられます。著者の言葉をご紹介します
嫌いなことをやって死なないこと
「お金のためにイヤイヤ働いて、なんとか家賃、ローンを払って一生を過ごす」そんな生活ハッピーですか?ということですね。
要は、勝手に高いハードルを設定しすぎなんです。それを取っ払うことで、新たな価値観が生まれます。他人と比較をするから競争が生まれ、勝ち負けが生まれるから苦しくなるのです。
次の章では、衣食住について見ていきましょう!
衣食住
それでは実際にどうやって年収90万円で暮らしているかを見ていきましょう。
これを見ればご自身の生活とギャップを感じるでしょう。
そして、見つめ直す良い機会になるはずです。
衣
流行やブランドの服を着ないと死ぬということはありません。
どうしても流行を追いたい、ブランドを着たいという欲を持っていると一生追い続けなければいけません。その考えを捨てます。
服で言うと、ストーリーを大切にします。「人からもらった」など服に対する想いがあれば大切にし、こだわりは持てます。
そもそも服そのものよりも、姿勢、体型の方が大切です。良い姿勢を保つことや、理想の体型のための身体づくりを意識することでかっこよく見えます。
食
神戸牛、大間のマグロなど毎日食べていないと生きれない訳ではないです。
著者は、1日300円で生活しています。
玄米、味噌汁、サバ、納豆
これがスタメンみたいです。
確かにいきなり毎日これになったら厳しいかもしれません。でも、徐々にこのような食、またはこれに近いような食にすることは誰しも可能です。
普段、どれだけ贅沢な物を食べているか改めて見つめ直しても良いでしょう。
住
上でも解説した通り、東京の多摩に住んでいます。
家賃は28000円ワンルーム、駅徒歩25分という立地です。
駅から遠すぎない?
そう思うのはあなたが仕事や私生活で電車を使う生活をしているからでしょう。電車を使わなければそこは全く関係ありませんよね。
スーパーやコンビニも頻繁に利用する生活スタイルをしているから、近くにないと困るんですよね。そうしないとために工夫すれば距離は全く問題になりません。
ここまで著者の衣食住を見てきました。
具体的にどんな家計簿になっているのか見ましょう。
・家賃+共益費29500円
・食費10000円
・固定費15000円
・その他(交際費など)15000円
合計6-7万円
きっちり年収90万円で生活できていることになりますね。
ちなみに、これぐらいの所得であれば年金なども免除されます。
次の章からは、この生活でもハッピーに暮らせるためのマインドをご紹介します。
ハッピーマインド
心と体のチューニング
お金との関係
夢と目標
心と体のチューニング
これはマインドフルネスと言っても良いでしょう。
普段目の前のことに追われ、せかせかと生活をしていると、徐々に心と体にギャップが生じます。
これは本当に納得できます。だから、何も考えずにボーッとする時間を作ると良いんです。これを定期的にしましょう。
「頭の中を無にする」まさにマインドフルネスです。
今あるこの状況だけを感じる、それだけでいいんです。そうすることで脳内のゴミが次第には排除されていきます。
お金との関係
気持ちの問題かもしれませんが、誰しもが持っておくべきすごく大切なことです。
まずお金の使い方は本当に大切にしているそうです。
お金の立場になった時に、適当につかう人と大切につかう人だったら、もちろん後者の人に使われたいですよね。
なんだか宗教じみた話かもしれませんが、その発想をすることで不思議と人生が好転したりするんです。
だからこそ、バカにせずに大切にお金をつかうことが大切です。
夢と目標
ほとんどの方は小さい頃から夢や目標を持ちなさいという教育をされてきたと思います。
確かに、夢や目標を持つことでモチベーションとなり、人生を成功させる人は大勢います。
でも、みんながみんなそれで幸せになれる訳ではありません。
夢や目標を持つことで、どうしても競争に入らなくてはいけません。競争が好きな人はそれで良いですが、みんながそうではありません。
競争の輪の中に入ることで、疲弊し鬱になってしまう人がいることは事実です。
著者はそこから一線を画しています。むしろ将来を考えずに、未知の世界にしている方が楽しいと思っています。
決して夢をもつ派を否定している訳ではなく、柔軟に生きようという考え方です。
ただ、嫌いなことで一生懸命に戦っていくのしんどくね?
そんなところです。肩肘張らずに、自由に生きた方が幸せに暮らせる。それも正解ですよね。
まとめ
今回は年収90万円で東京ハッピーライフ』について解説してきました。
まとめると、
「お金があれば幸せ」とは限らない
年収90万円でも幸せに暮らせる
マインドを変える
さぁ、いかがですか。
あくせく働くのに疲れた人には響いたんじゃないでしょうか?
幸せの形は本当に人それぞれです。この書籍の著者ほど振り切った生活をするのは確かに大変です。
でも、このような考え方を取り入れることで、今の生活を見つめ直しハッピーに暮らしましょう!
ポイントは、バカにしないでやってみることです。
それでは今回も最後までありがとうございました。
参考
今回の記事は以下の書籍を参考させていただいています。
『年収90万円で東京ハッピーライフ』著者:大原扁理, 出版社:太田出版
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