【徹底解説】『やりたいことの見つけ方』【自分探しから卒業】 - We are SETAGAYA ブログ

【徹底解説】『やりたいことの見つけ方』【自分探しから卒業】

リラックスする人 LIFE

突然ですが、みなさんは”やりたいこと”が明確にありますか?

Yesの人は、想像以上に少ないと思います。

そうです、現代人の多くが、明確にやりたいことが見つかっていないと言えます。

なんとなくで学校や仕事を決めて、一生過ごすことは人生の最適解でしょうか?

今回ご紹介する書籍は、その”やりたいこと”の答えを導き出すためのツールになってくれます。

それでは、早速参りましょう!

1.なぜやりたいことが見つからないの?

「インドへ自分探しの旅へ」というのは昔からよく言われますが、果たしてそれで見つかるのでしょうか?否、大抵見つかりません。

では、どうしてここまでやりたいことを見つけられない人が多いのでしょうか。理由は以下です。

・選択肢が多すぎる

・基準が定まっていない

選択肢が多すぎる

現代社会は様々な職業、職種で溢れかえっています。だから、やりたいことがないというより、実際は多すぎて分からなくなっているのです。

「ジャムの法則」と言われるきっかけとなったジャムの購買実験があります。

その実験では、一方は、3種類のジャムだけの販売。もう一方は、20種類以上のジャムを販売しました。

その結果、選択肢が少ない群の方が、購買率が顕著に高かったのです。

つまり、人は選択肢が多すぎると、決定できなくなるということです。

この実験からわかるように、世の中に仕事が溢れかえっているので、”コレ”というものが見つけられなくなっています。

基準が定まってない

上の通り、選択肢が多いと決めにくくなるのは分かりますよね。でも、世の中に選択肢が多いのはもはや決定事項です。この状況では何が大切なのか?それは基準を持つことです。

選択する決める基準さえ持っていれば、たとえ選択肢が多くても判断していけるようになります。

ジャムの実験で言うと、「さっぱりしたもの」「甘すぎないもの」「柑橘系のもの」「値段は安いもの」などの基準を持っていれば、かなり選択しやすくなりますよね。

これら二点が、現代人のやりたいことが見つけられない大きな原因となっています。

2.やりたいことを見つける公式

①究極のやりたいこと = 大事なこと×得意なこと×好きなこと

②やりたいこと = 大事なこと×得意なこと

①を見つけられたら本当に良いです。これに行き着くために、ひとまず②を見つけましょう!これを見つけられるだけでも、人生の充実度は断然変わります。

さて、つづいての章で今回のメインのやりたいことの見つけ方に入っていきます。

大切なこと(価値観)

これは自分自身の価値観とも言えます。「自分にとって本当に大切なこと」とは?こうザックリ考えると難しいですよね。以下にそれを導き出せる質問を5つ挙げます。

尊敬する人は?

実在の人物でもいいですし、アニメのキャラなどいいです。ご自身でこういう人になりたいと感じれば、それはあなたの価値観の一つです。

思春期に大きく影響を受けた経験は?

多感な時の経験は価値観を判断する重要な材料となります。お笑い芸人の方で多いのが、「思春期に一番好きなテレビ番組が〇〇で、その影響で芸人になりました」というきっかけです。このように思春期の経験はその後の人生に大きく影響を与える可能性が高いです。

社会に足りないと感じることは?

つまり、今の社会のどこに不満を感じていますか?と言うことです。この質問を裏返せば、「ここを変えたらもっと良くなるのに…」ということです。足りないことを考えることで、自分が何を大切にしているのかが分かります。

何を大切にしてそう?(身近な人にきく)

ご自身では無意識でやっていたことが、周りに聞くことで顕在化します。これをすることによって、新たな発見をする可能性が上がります。

大切な人に伝えたいことは?

自分にとって大切な人に、何か一つだけ伝えるとしたら、「相当大切なことを伝えよう!」と思いませんか?それがあなたにとっての価値観の一つです。

これらで見つかったご自身にとって大切なことをキーワード化しましょう

例えば、新しいことをすることを大切にしている人なら”挑戦”ですね。人に縛られずに生きていきたい人は”自由”などキーワード化していきます。

そして、これらのキーワードをランク順にします。そうすることで、価値観の明確にできます。

得意なこと(才能)

「才能」というと、ハードルが上がりますよね?しかし、ここでいう得意なこと(才能)とは、「すぐに人と打ち解けられる」「夏休みの宿題は計画的に終わらせる」など、ご自身が自然にやっていることを「得意」と言っています。決して、「100m走を9秒代で走ります」といったものではありません。

また、もう一点注意することがあります。ここでは後から身につけられるスキルのことを才能とはいってません。どういうことか?

例えば、「公認会計士の免許をとっているので、会計は得意です」というのは後から得たスキルです。この場合だと、「自然に努力を継続できるから公認会計士になれました」という”継続”が才能になります。

さて、ここでも質問を5つ挙げていきます。

一番充実した体験は?

充実するということは、自分の得意分野で気持ちよく戦えているということです。魚が「陸でピチピチするの充実するわ」とはなりませんよね。水中で泳ぐから充実感を味わえます。

最近イラッとしたことは?

例えば「後輩が挨拶できない」などです。これは自分が当然のようにできているから、周りができてないとイラッとするということです。つまり、イラッとする裏返しに、才能が隠れているかも知れないということです。

自分の長所は?(周囲にきく)

周りに聞くことで、自分では認知していない意外なことを言ってくれることがあります。「周りにはそう見えているんだ」と新たな発見ができます。

(今、仕事をやめたとして)もっとやりたかったことは?

例えば「もっと後輩に上手く教えたかった」とします。こういうケースでは、”教えること”が自分が得意だと感じているからこそ、まだまだやりたかったのでしょう。

これまでの人生で成果を得たことは?

成果を得たということは、何かしたの才能があったからこそです。この質問で、人とは違う自分の才能を探せます。

これら得意を探す質問で、自分の取扱説明書ができます。これができれば、自分の方向性がハッキリと見えてきます。

好きなこと(情熱)

自分の好きなことの説明って上手くできなくありませんか?

理由なんてどうでもいい!好きなものは好きなんだ!

ということの方が多いと思います。好きな人を好きな理由って、挙げようと思えば挙げられますが、それ以上に「好きなもんは好き!」という感覚の方が強いと思います。恋に理由はなんていらないでしょ。

お金を払ってでも勉強したいことは?

やはり貨幣経済ではお金は大切です。そんな大切なお金を払ってでも勉強したいということは、情熱があってこそです。しかし「これからはITだから、プログラミング教室に通おう』という打算は違います。「好きな服だから高くても買う」「好きな人との食事だから高級レストランでもいい」などお金を払ってでも教わりたいことを考えましょう。

本棚にどんなジャンルの本がありますか?

お金を払うとも似ていますが、本を買うというのはやはり気になっているから買いますよね。家に本棚がないという方は、本屋に行くとししたら、どのジャンルのコーナーに行くかを考えましょう。

救われたと思わえるジャンルは?

「こういう人に救われた」「こういう人に憧れる」というのは自分の好きを表しています。救われたと心から思うからこそ、情熱が生まれています。

お礼を言いたい人、仕事は?

感謝するところに人の情熱があります。「お笑い芸人さん、いつも笑わせてくれてありがとう!」と思うのならば、人を笑わせること、人を喜ばせることが好きだということでしょう。

世の中に対して怒りを感じたことは?

得意なことを見つける質問で「イラッとすることは?」というのがありました。これと似ていますが、怒りを感じるということは、「もっとこうしたい」という情熱があるということです。不満や怒りの裏返しに、好きなことや情熱が隠れています。

ここまでできたら、情熱×才能でいくつか考えてみましょう!

そして、価値観と照らし合わせ、それを絞っていきます。そうすることで、やりたいことがかなり見えてくるはずです。

とはいえ、まだまだフワッとしている方も多いと思います。そこでさらに見つけやすいポイントを言いますね。

もっと見つけられるポイント

才能は短所の裏返し

ここでのポイントは、”だからこそ”と考えることです。例えば、短所が「考えすぎてなかなか行動できない」としましょう。

考えすぎてなかなか行動できない。「だからこそ、物事を慎重に判断することができる」と言えます。このように”だからこそ”で裏返せば、才能が見えてきます。

まとめ

さて、いかがでしょうか?

今回はベストセラー『やりたいことの見つけ方』を題材に学んできました。

簡単にまとめると、

大事なこと×得意なこと×好きなこと = 究極のやりたいこと

大事なこと×得意なこと = やりたいこと

質問に答え自己分析しよう!

ということですね。本書では今回であげた質問以外にも、もっとたくさん質問を用意してくれています。これらに答えていくことで、より見つけやすくなりますよ。

やりたいことが見つからないを卒業して、やりたいことに邁進できたら、ほんまの良い人生になりますね!

それでは今回も最後までありがとうございました。

参考

今回の記事は以下の書籍を主に参考させていただいています。

『世界一やさしい 「やりたいこと」の見つけ方』(著)八木仁平 (出版)KADOKAWA

以下、著者の公式サイトです。

八木仁平公式サイト

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