みなさんは頭脳を鍛えたいですか?
ほうほう、そうですよね、鍛えたいですよね。
じゃあ、運動はしていますよね?
今回はこの質問に対して俯いた方への記事です。
脳を鍛える方法として、パズルや脳トレなどいかにも鍛えられそうなものがありますが、それよりも運動をした方が効率がいいんです。
人間にとって運動がもたらすメリットは計り知れません。
『一流の頭脳』という書籍を参考にし、運動による脳への効果を解説していきます。
では、早速参りましょう!
1.脳はアップデートできる
「脳の機能は全て遺伝で決まる」などと諦めていませんか?
確かに遺伝の影響もありますが、それだけではありません。脳は後からでも鍛えられるのです。
そのための最も効果的な手段こそが、”運動”です。
「筋肉を鍛えるため」や「ダイエットをするため」などの身体へのメリットはよく知られていますが、ここではそれ以外のメリットをまとめます。
ストレスが減る
記憶力が向上する
集中力が上がる
知能が高まる
気分が良くなる
クリエイティブになる
たくさんありますが、一言で表すと「頭が良くなる」ということですね。
さぁ、ここまでで「運動することはどうやらかなり良いみたい」ということはお分かりいただけたかと思います。
次の章から、なぜ良いのか具体的に解説していきます。
動くために進化
脳の機能はよくできています。
”生存の可能性を上げる行動をしたときだけ”です。
人間を含めほとんどの動物にとって、じっとして過ごすのは身体に害です。
改めて心に留めてましょう!「人間は動くべき生き物」です。
人間の脳は一万年前とほとんど変わっていません。
「狩りをするための脳 = 動くための脳」がプログラムされています。
かつて生き残るためには、狩りをしたり安全な場所を探すことが必須でした。
つまり動かざるを得なかったんです。運動は本来しんどいことですが、サボることは死につながります
だからなんとかして、しんどくても運動をさせるために、脳は報酬を与えるように進化したというわけです。
ドーパミン
セロトニン
ノルアドレナリン
ドーパミンが最も分かりやすいでしょう。
運動によりドーパミンが放出され、気分が高揚したり、集中力が上がるのは、狩りを成功させるためです。
こうして考えると、自分の意志で動いているというより、脳に動かされているような気もしてきました。
それも込みで動物ということですね。
脳内ホルモン、神経伝達物質に関しては以下も参考にどうぞ!
【幸せは自分で決める!】今こそ幸せホルモンを味方にしよう【人生こんなに楽しめる】
脳を鍛えるための運動
運動がいいということは分かったから早く教えてくれ
となっているでしょう。
ズバリ”心拍数を上げること”です。つまり、「有酸素運動」です。
筋トレもいい影響はありますが、有酸素運動はさらに良いのです。
30分のウォーキング
週3回45分以上のランニング
これだけです。ただし、もっとやればもっと効果が出るというわけではありません。
ヘトヘトになるまでやるのは逆効果になるので、やり過ぎには要注意です。
だから、はじめは短い時間から始める方がいいです。継続するためにもその方がいいでしょう。
BDNF
もう一つ覚えておいた方がいいことがあります。
それはBDNF(Brain-derived neurotrophic factor,脳由来神経栄養因子)です。
本書でも、最強の脳内物質と言われています。これにより脳内ネットワークが活性化するのです。
簡単に言いましたが、脳にとってこれは最重要です。いわゆる頭の回転、記憶力、伝達などの機能が上がるのです。
このBDNFは1日だけでは効果はそれほど感じないでしょう。しかし、継続して出し続けることで確実に機能は増します。
具体的には、週2〜3回の運動を半年間続けること
です。
ここまで知るともう運動しないという選択肢はないでしょう!
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
今回は『一流の頭脳』を解説してきました。
簡単にまとめると、
運動で脳は鍛えられる
有酸素運動が効果的
BDNFの恩恵を得る
本書では、これら以外にもより細かく解説されています。
ストレス軽減、記憶力向上、集中力向上なども紹介されているので、一度手に取ってお読みください。
それでは今回も最後までありがとうございました。
参考
今回の記事は以下を参考にさせていただいています。
『一流の頭脳』 著者 アンダース・ハンセン 出版社 サンマーク出版
・婦人画報『BDNF”を増やすのが認知症予防のカギ!記憶力は運動と食べ物でよくなる』