今回は継続するコツを深掘りしていきます。
継続はコツをおさえている人には簡単ですが、そうではない人にとっては難関です。
人生で何をやるにしても、できた方が圧倒的に有利です。
僕自身、何も考えず根性論でやっていた時は、継続できなかった苦い経験があります。
あなたは継続を楽々できているでしょうか?
このチャンスに一度見直しておきましょう!
ハードルを下げる
レコーディング(記録する)
強制力を利用する
無理しない
楽しんだ者勝ち
それぞれの解説に入る前に、1つたとえ話をしておきます。
イソップ寓話の『ウサギとカメ』です。
ウサギとカメが競争してどっちが勝つかという話です。
序盤、スピードで圧倒的に勝るウサギはカメから大きくリードをとります。
一方、カメはゆっくりですが、諦めずにずっと前に進み続けます。
大きく差をつけたウサギは油断し、
「少しぐらいなら大丈夫かな」と思い、休んでしまいました。
気がついた時には、カメが先にゴールしていました。
ザックリ言うと、こういう話です。
この話から分かるのは、カメのようにゆっくりでも良いので継続して、前へ進むことが大切だということです。
世の中は粘り強く、しつこくやり続けていける人が良い結果を生み出しています。
たまたまこの競走の時にうさぎが気を抜いたんじゃないの?
違います。これは日頃の行いの結果ですよ。
一応、ウサギの擁護もしておきます。
稀にウサギの中にも、スピードがあり、継続もできるという優秀タイプがいます。
それがオリンピックメダリストのような人達です。
彼らは、才能がある上に努力をできるという稀有な人々です。
残念ながら、努力だけでウサイン・ボルトのようになれるほど世の中は甘くないようです。
もちろん競技によっては、ほぼ努力で勝ち上がった猛者もいますけどね。
話がそれたので戻します。
要は、ウサギにしてもカメにしても、粘り強く続けられる人が素敵ということです。
そして、一番伝えたいのが「継続は誰にでもできる」ということです。
本当にやり方次第です。根性論ではありません。
どの手法がハマるかは人によりけりなので、ご自身に合いそうなものを色々試してください。
1つだけでなく、色々組み合わせて使っていきましょう!
ハードルを下げる
「ダイエット、トレーニングはつらい」というイメージを頭にすり込ませたくありません。
特にはじめの段階では、それを意識しましょう。
これは僕の経験上でもありますが、はじめの内にキツイ、ツライという思いをさせすぎると、続かなくなる傾向が強いです。
どうせトレーニングするんだから、しんどい方が効果ありそうで良い
最初にキツイことしておいた方が後々、楽に感じられるでしょ。
1ヶ月で10キロ痩せてやる!
このようなやる気があり、意識が高い人こそ注意して下さい。
はじめのうちは、できなかった体験があれば、それに引っ張られ、やる気も低下しがちです。
たとえ、最初の勢いである程度成功したとしても、ずっとは続かないです。
小さいハードル(目標)を超える事で、成功体験を積み重ねていきたいです。
そのために熱量が高い人でも低い人でも、はじめのうちはハードルを低く設定しましょう。
やっていくうちに楽に感じられる瞬間があると思います。
そこでも、一気にあげるのではなく、徐々に上げてください。
地道にそれを繰り返すことで、いつの間にか凄くレベルアップします。
レコーディング(記録をつける)
こういう作業に慣れていない方は、はじめの内は煩わしいと思うかもしれません。
それでもやっていくうちに慣れますし、むしろ癖になってくるはずです。
では、どのような記録をつけましょうか?
・体重
・体脂肪
・トレーニング記録
・摂取カロリー
・摂取水分
・心拍数
・血圧
・体温
などなど…
やろうと思えば、かなりのデータを記録することはできます。
ですが、はじめからこれだけやるのは嫌気ががさすでしょう。僕もこんなにしていません。
「毎回、食品の成分表をみて記録」
「水分摂取ごとに記録」
などをしていくのは、かなり大変です。
では、何をレコーディングすれば良いのか。
結論、はじめは体重の記録だけで良いです。
体重はダイエットやトレーニングをしていない方てあっても、毎日つけて良いほど重要です。
毎日、決まった時間に体重計に乗って、忘れないうちにすぐに記録しましょう。
できれば、1日2回、オススメのタイミングは起床後と就寝前です。
2回できなそうなら、1回でも大丈夫です。
特に起床後は、一度リセットされた状態になっているので、体重にブレが出にくくて良いですよ。
重要なのは毎日同じタイミングで計測するということです。
外見だけでなく、数字に表れるのは非常に説得力が出ます。
後々、振り返った時にも嬉しくなります。
ここでひとつ注意点です。
よくありがちの勘違いなので、覚えておきましょう。
昨日と比べて体重が2キロぐらい減った!嬉しい!
これは脂肪の減少ではなく、ただの水分の減少です。
特に夏は、水分をあまり摂っていないと、数字上かなり減っていることがあります。
知らず知らずの内に水分不足に陥っている可能性がありますので、むしろ水分摂取しましょう!
一回の数字をよく見せるために水分を控えるのは絶対やめてください。
逆に、1日や2日で、2〜3キロ増えていても、気にしなくて大丈夫ですよ。
数日の体重の浮き沈みに一喜一憂しないで、少なくとも2週間から1ヶ月程度での変化を見るようにしましょう。
体重の記録に慣れたら、徐々に記録項目を増やします。
体重計に体脂肪などがついていれば、それも記録するのが良いです。
現在はスマホのアプリで簡単に記録をつけられるので、それもありだと思います。
またスマホで日々の体型を写真に撮っていくのもありです。
とにかくスマホフル活用で楽に習慣化しましょう。
強制力を利用する
まず、強制力を利用するとは何か?
中高生時代の部活を考えると、想像しやすいと思います。
今考えるとそれなりにキツくても、なんとか続けらたという人も多いのではないかと思います。
それは「学校」や「仲間」などが強制力となり、やめにくくなるからです。
もちろん、それだけではないですが、強制力はそれほどのパワーがあります。
しかし、大人になってから、当時の強度のトレーニングを1人でするのは厳しいと思います。
社会人になるとそのような強制力がある環境は限られてくるからです。
自らつくっていくしかありません。
代表的な例です。
・誰かに宣言する
・ジムに入会する
・イベントを目標とする
・先に予定に入れ込む
誰かに宣言する
一度言ってしまえば、人間は裏切れない気持ちが働きます。
その気持ちが強制力となり、結果、自身を突き動かしてくれます。
直接友達に言っても良いですが、今だとSNSでいうのもありかなと思います。
ジムに入会する
1ヶ月〜数ヶ月分の料金を前払いをするパーソナルトレーニングをする。
このタイプのジムはかなりの強制力となるので、もはや結果がでないとおかしい状況です。
ここ数年流行している、テレビCMでよく見るあのジムはそれに当てはまりますね。
とはいえ、金銭面などの事情もありますし、その辺はよく考えましょう。
もちろん一般的なジムでも強制力は働きますので、ご自身でやっていける方は十分な効果は得られますよ。
ジム選びでもう一点大切なポイントです。
場所選びです。
ご自身の学校、職場、自宅、どれかに近い場所がオススメです。
億劫になりそうな場所だけはNGです。
イベントを目標とする
例えば、「夏に友達と海にいく約束をする」というのはどうでしょう。
このように「夏」を利用するのも一つの手段です。
海に行くではなくても、夏は露出が多くなるので気にする方も多いはずです。
そこで友達を巻き込めば、一緒に頑張れますよ。
普段は我慢できないお菓子が控えられたり、モチベーションは一気に上がります。
あと大きいところで言うと、結婚式があります。
結婚式ほど大勢から注目されるビッグイベントは、人生でも滅多にありません。
結婚式に合わせてダイエットする人はかなり多いでしょう。特に女性は、ほぼ全員が体型を見つめ直すでしょう。
主役ではなく参加する側だけでも、気にするのではないでしょうか?
この強制力は絶大で、どうしてもやらざるを得ないという思考になるので、ダイエット成功確率は高いと言えます。
しかし、「結婚式が人生のベスト体型だった」と言う声もよく聞きます。
そう、問題はいかに維持するかです。
海にいくことや、結婚式は、目標型の強制力と言えます。
このやり方は非常にパワフルです。
その反面、達成した時に、燃え尽き症候群のようになりやすいです。
燃え尽き症候群とは、簡単にいうと大きい目標を通過した後、やる気がなくなってしまう現象です。
なので、目標型の強制力は、ある種のドーピングとも言えるかもしれません。
一時的な継続は期待できますが、長いスパンで考えると強制力だけでは難しいです。
だから、この強制力は何かと組み合わせて活用しましょう。
先に予定に入れる
・仕事終わってからの1時間はトレーニングのために確保する。
・休みの日の午前中はトレーニング予定を入れておく
・ご飯のメニューをブレさせないため、買い物は決めたもの以外買わない
このように先に入れておくことで、意識が刷り込まれるので、決断するエネルギーを使う必要がなくなります
逆に、しなかった時は違和感があり、やろうとする意識が生まれます。
もちろん思いつきでやって良いパターンありますが、基本的には先に入れ込みましょう。
あと、もしできなかったとしても、決して落ち込んだり、自分を責めたりしないでください。
その時にならないと、体調もわからないので、できないことがあるのは当然です。
その日できなくても、次に繋げれば何の問題もありません。
1回休んでアウトなら、みんなアウトになってますからね。
何かとセットにする
・お風呂に入る直前にやる
・起床後にする
・仕事や学校とセットにする
少し例をあげまてみました。何かとセットにすることは、ルーティンとして定着させることを目的としています。
また、「先に予定を入れる」と共通していますが、決断するエネルギーの省エネになります。
スティーブ・ジョブズが決断するための時間やパワーがもったいないということで、毎日同じ種類の服をきていたのは有名ですよね。
普段あまり意識しないかもしれませんが、決断することは思った以上のエネルギーを消費します。
セットにすることは、ルーティン化、省エネのメリットがあります。
無理しない
ダイエット、トレーニングをやっていくうえで、健康にやることは大前提です。
健康を維持できないなら、やらない方がマシです!
「ハードルを下げる」とも共通している部分がありますが、無理しないのは大切です。
次のハードル高すぎると、あきらめムードになり、やる気の低下につながります。
また僕の経験からですが、無理することは、ケガのリスクもあります。
トレーニング中などテンションが上がってる時は、ブレーキが効きにくくなります。
脳内ホルモンの影響で「まだいける」という気持ちになります。
その声に耳を傾けると、結果やりすぎて、ケガするというパターンは本当に多いです。
ケガをすると、トレーニングを一時中断せざるを得なくなったり、日常生活にまで支障をきたす可能性もあります。
また、体重減少が嬉しくて、ご飯を極端に減らすなどもNGです。
あの時あんなにやらなければと悔やんでも、後の祭りですからね。
「冷静な時に考えたメニューだけをする」というのが有効な対策です。
もちろんやり切れるメニューを設定していることが前提ですが、それだけで無理するのをかなり防げます。
楽しんだ者勝ち
シンプルに一つ一つ楽しみましょう。
楽しんだ方が確実に継続できます。
人生限られているので、いくら目標を達成できたとしても、過程も楽しまなかったらもったいないですよね。
せっかくなら、ワクワクする選択肢を選ぶようにしましょう。
トレーニングジムで黙々とするより、キックボクシングジムの方が楽しそう!
一人でやるより友達と一緒にやろう!
このように、ワクワクすることを思いついたら積極的に採用していきましょう。
また、トレーニング中はもちろんですが、日常の変化にもアンテナを張りましょう。
日常の充実度が上がった!
階段の昇降が楽になった!
このように少しの変化を楽しめたら素敵です。
まとめ
今回は、継続というテーマで深掘りしてきました。
これだけは欠かせないと思い取り上げてきました。
何回も見返していいレベルの重要度です。
ハードルを下げる
レコーディング(記録をつける)
強制力を利用する
無理しない
何より楽しむ
また追記していくと思いますが、ひとまず重要なところをあげていきました。
「できる」と「できない」の違いで、人生が変わると言っても過言ではないと思います。
「できる」は人生の強力な武器を手にすることになります。
もちろん持っておいた方が良いですよね。
なかなか続けられないという方に、少しでも参考になればと思います。
ありがとうございました。
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